ムラサキシキブの実生、挿し木*

[Q]
ムラサキシキブを作ろうと鉢植えを購入しました。実生、挿し木をしようと思っていますが、特別な注意点があったらお教えください。初心者です。    


[A]
園芸店や庭木などで実がたくさんついて売られているものはほとんどコムラサキシキブです。普通のムラサキシキブではこれほど実が止まりません。

いずれでも実が止まるもののほうが良いので素材を購入する時は枝にたくさん実の付いたものを選びます。

実生は秋にとりまきしてもよく、種子を保存し、3月中旬頃まいてもかまいません。ただ、種子が小さいので覆土は種が見えかくれするくらい軽くします。

挿し木は春から伸びた新梢が固まった頃(6月)2節ずつに切り1節が土中に入るようにします。

いずれも2年めに堀上げ、幹に針金で曲づけしておきます。細いうちにクセをつけておけるのが実生や挿し木苗の良いところです。開花は実生苗で3〜4年、挿し木苗は翌年か3年めです。

注意点としては肉巻きの悪い樹種なので太い素材から作るよりも細いものからじっくりつくったほうが早道です。数があれば寄せ植えも楽しいでしょう。