灼けって何?*

[Q]
灼けって何?


[A]
太い枝を切った時など傷の手当が不十分だとそこから根にむけて生幹が枯れてしまい、木質部が露出する ことを灼けが入ったといいます。
松柏ならその部分をシャリ幹として見せることもありますが、雑木の場合は木質部が弱いため、腐ってウロなってしまうことが多い。画像は灼けのはいったナツグミです。

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空が入ってしまう、と言うことは、ここから形成層が乾燥してスカスカになってしまう、ということでしょうか。
この「灼け」防止には、癒合剤を塗る、と言うのが一番よいのでしょうか?
たまに、「枝の切り口に墨汁を塗ってもよいでしょう」と書いてある本があるのですが、 これは腐食防止なのでしょうか?

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断面で見ると水の通る穴がたくさんあいているのが雑木類の木質部、中にはウメなどのように堅いものもあります。空洞になっても周囲の形成層は生きていますので死ぬことはありません。

灼け防止についてはその通りです。癒合剤。墨汁。ガムも同じです。