No.577 2003/1/9 bk2テクニカル
ケヤキ(再)切り飛ばし(2)







切断面を「トップジンペースト」で保護しました。これはどーも木工用ボンドに消毒剤を混ぜたよーなモノのよーです。あまりボッテリと付けず、少量を薄く伸ばすよーに(すぐ乾燥する程度に)塗っておきます。

そしてムロ(保護室)を持たない戦線は、霜の当たらない「棚下」に置いておきました。以上、作業おわり。全部で5分。

3枚目の写真は、切り飛ばし後、3年程度の(比較的)成功例です。(失敗に近い方が、多いんですね。そして…ちょっとゴツイブブンありますね。)
国風展の即売場で買い求めました。…とゆーと、聞こえは良いのですが、練馬の盆栽屋さんのジャンクでした。\1000-ぐらいだったよーに思います。
ジャンクとゆーのは、いわば、盆栽屋さんが見切った「持ち崩し」で、鉢から抜かれ、用土も殆ど付いていないよーなモノを、カゴの中に山摘みにしたBULK商品なのでーす。
国風開催の頃は、葉がありませんから、幹を見て樹種を自分で判別します。戦が購入した当時のこの樹は、浅い鉢での持込みが長かったようで、鉢穴用の防虫ネットに根が食い込み捲くった状態で、やっかいを絵に描いたよーな強い根が巻いていた素材でしたが、「幹が真直ぐで、傷もなく古い。また根元も良い」とゆーのが、購入のポイントでした。1〜2年めで根の整理と強勢培養をし、2〜3年めに飛ばしました。細身の葉の赤芽性でした。さすがに盆栽屋さん出身だけのことはありましたね。