「切れる鋏を切れないよーに使う」とは… |
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みなさんこんばんは〜! え〜、本日は剪定のテクニックのヒトツをご紹介しまーす。(昨日やりました。お天気良かったし。ヒマだったし。) 表のBBSで少しハナシを出しましたが「枝をハサミで掴んで、ムシリトル」とゆー方法についてでーす。真ん中の写真でーす。(上の写真は剪定の前、下は剪定の後です。)こーしますと「切り口?」がへっこむんで、いずれ肉巻きして平らに近くできますね。お試しあれ。 なぜ指でむしらないでハサミか?とゆーと、樹皮が繊維にそって、下の方までツーっと、剥けてしまうコトがありますのでね、そーなりそうになった時には、枝を掴んでいるハサミで皮をスパット切ってしまうワケでーす。 「切れる鋏を切れないよーに使う」とはこのコトでーす。 樹は、ヒメシャラです。樹高は30cmぐらいありますか。サイズで言えば「中品」で、戦のウチではフジに次いで「大きな樹」でーす。伊東の別荘の庭(の野菜用の小さな畑)に、飛び込こんできた実生樹で、最初の3年間ぐらいは毎年夏休みに、私ども家族が行った時にだけ剪定を繰り返して、4年前の夏にかなりの幹径を得たので、堀上げて東京に持ってきました。真夏の植替えとなりましたので、全葉刈りをしましたか。たしかその年の夏は比較的悪天候で、かなり救われた面もあると思いますし。 畑にあるうちは植え替えをできませんでした(行くのは毎年、真夏ですからね)。堀上げて見ますと、強い棒根であり段根(しかも強い片根)の最悪な状態で、最低限の根を残しても、長くかかるだろうな。と覚悟しました。現在の8号素焼き鉢で、毎年植え替える都度、徹底的な根の整理してきました。とゆーよりも、今春ぐらいまでは、かなり貧弱な鉢根で、今年よーやく樹勢が上がってきて、比較的多くの葉を得るコトができて、葉刈もできるようになりました。…そして今秋初めて綺麗に紅葉してうれましたね!まだまだ素材の域をでていない樹ですが、実生樹とゆーコトもありとても愛着があって、無理に小さくはせず、時間を掛けて、この樹成りに育ててゆこうと思っています。 現在の足元に見える、大きな傷は、根を切除した跡です。1年めは、この上根の高さで、と考えましたがこの根は発根が悪く、思うように樹勢も上がらず(この時点では底根に近い棒根を切除できない状態でしたので)下の片根状態の棒根を半ば生かした「高さ」で根張りをやることに変更しました。 上根を切ったため、幹のトップ付近の枝が枯れ込みました。幹に大きな傷となってしまいました。 ヒメシャラは「幹肌に大きな魅力」がありますので、これらの傷はかなりの痛手ですが「肉巻き」もたいへん良い樹種なので、かなりいい線まで「消せる」であろうと思っています。通常はブナなどと共に「1年中、明るい日陰」に置いています。 |