クロマツ |
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このクロマツは、10年前にプラ鉢にどっちゃり入っている実生苗(¥500−)を買ってきまして、1本植えにしたものの中のひとつです。 1年めは2号程度の素焼き鉢に入れていたんですが、「埒があかねー」と思いまして、何本かを伊豆の伊東の別荘の庭に、3年間おろしました。 根本に針金で強い曲をつけて地植えですね。(翌年、針金は外せないくらい食い込んでしまい、そのままにしてあります。たぶんレントゲンを撮ると… ははは。) 別荘に行くのは1年に一度の夏休みだけですから、行った時にだけ剪定をしました。1mぐらいに伸びているやつを、25cmぐらいに切っておくわけです。季節おくれの「芽切り」もしましたか(行くのは例年、お盆の頃なので)。 そして、5年前の夏に、東京に持ち帰りました。地植えですから、どうしても「深植え」になってしまいます。鉢あげの時に強い棒根を切除しましたら、ほとんど根はくなって、その後の水加減は、かなり気を使いました。翌春にはやや根が出てきました。(伊豆は火山性の半島ですが、岩盤の上に腐葉土が数メートル堆積した黒土です。) さらにその後4年間、8号素焼き鉢で「鉢根」を作るべく、なるべく手を入れるのは最小限にとどめながら(走らせて)来ましたが、今年の梅雨入りの頃に、「そろそろ枝を作るか」と思い、強剪定をしました。 そして今日、新芽以外の古い葉を抜きました。まだまだ、根本が細いので、走らせたい気もしたのですが、この樹のふところ芽が3年めの葉ですので、芽切り後の新芽(現在の葉)を使用するとなると、切り戻すには今年が限界だと判断し、6月に施術しました。 来春の植替えで5号程度に鉢を締め、また、枝を作りつつ、毎年鉢を小さくしてゆこうと思っています。 戦線は自称「落葉樹派」ですが、雑木的には殆ど「何もやることがない夏場」は、松柏をいじるのも面白いと思いますですよねー。 |