No.154 2002/1/27 bk2
Re: 冬のケヤキ







フィガロさん、なおぴんさん、こんにちは!
このケヤキ作りは、一般的な「針金掛け」をしてませんね。

毎年、落葉後の冬場に全体を束ねるように、ぐーるぐると
針金で巻いておいただけです。それは枝を横に広げるので
はなくて、なるべく「すーっと天に向かって伸びる」よう
な、癖を枝につけるためです。あとは、不要な部分の枝を、
(思い切り良く)「取り除く」こと。最近ではハサミさえ
使わずに、指でむしり取とります。癒合剤も使いません。
(その方が傷跡がゴツクならずに、自然な感じになります)

ケヤキは、実生から3年間ぐらいは幹も細く、枝数も少な
くなんとも頼りない感じですが、植え替えの時に根を徹底
的に剪定・整理すること、毎年繰り返すことで、地上部の
枝が素直に伸びてゆきます。

葉刈りも年間2〜3回、行いました。そのためには肥料の
上手な運用も必要になりますね。

一方「寄せ植え9年生」のほうは、いわば「放任」でして
毎日、水を掛けてきただけです。肥料も水肥をごく少量
やってきた(他の樹木のついでに、掛かった)程度です。
葉刈りもあまりせず、植え替えも数年に1度ぐらいですね。

「鉢に馴染む」という言葉がありますが、同じ鉢で長年
持ち込むと、知らず知らずのうちに(意識せず)「馴染む
ような剪定」をしてしまうのでしょうね〜。当たり前?
ですけどね〜。